腰痛は肩こりと並ぶ国民病とも言える症状のひとつです。
長時間座っていると、痛くなる、立っていると痛くなる、寝ていると痛くなる、
このようなケースは多く見受けられます。
一番多いのは、車の運転も含めると、座っていると痛くなるグループだと思われます。
それもそのはず、座っている時は立っている時に比べ、5割近くよけいに腰に負担がかかっているからです。
北欧では、昇降式のデスクを会社が用意しなければいけないと法律で決められている国もあります。
時々立って仕事をするためで、
長時間同一の姿勢でいるよりも、立ったり、座ったりを繰り返す方が腰の負担は減ります。
腰痛の原因はいくつかありますが、例えば腰椎椎間板にダメージがある場合、
からだを前に倒すと痛みがでます。
ここで問題です。
あなたが、からだを前に倒した時、
股関節や太ももの裏のハムストリングスが、
もし、今よりもっと柔軟性があったらどうなるでしょうか。
答えは、
腰の負担が減る
ということになります。
また、この答えが腰が痛いときに、揉んでも、またもとに戻ってしまう
という回答にもなります。
痛みがでた場合、その部位だけに注目するのではなく、
別の場所、多くは少し離れた筋肉を柔軟にすることで、痛みはでにくくなります。
また、痛みが消えた後には、
弱っている筋肉の強化や、うまく使われていない筋肉の調整の段階に入ります。
一方通行施術でなく、原因を一緒に考え、納得していただきながら、
からだの改善、コンディショニング をしていけたらと思います。