ぎっくり腰に突然なってしまった経験を持つ人も多いと思います。
みなさんは、その時どうされましたか。
ぎっくり腰になった時は
「安静にするべき」
と以前は言われていました。
あきらかに、腰部に熱をもっている場合や夜間に痛みがでる場合は、炎症がおきていると考えられるのでその方がよいでしょう。
しかし、最近は、動かした方が早くよくなる
という説が有力になってきました。
はじめてこのことを聞いた時は、まるで以前は運動中に水を飲むなと言われていたのに、
「突然、こまめに水を飲みましょう」
と言われた時のように
「どっちやねん」
という気持ちになりました。
しかし、もう一度、結論をいいますと、
動かした方が
早くよくなっています。
「ぎっくり腰になった。なんとかしてくれ~」
と言われた時、
「何もしない方がよいです。安静がベストです」
とは言いずらいで状況になります。
そして、何度も経験すると、術者も鍛えられてきます。
一言でぎっくり腰といっても原因はひとつではないので、慎重に進めていかなければいけないのは勿論のことです。
しかし、痛くない方向に、痛くない範囲で、痛くならない力加減とスピードで、
慎重に動くかしていくと徐々に筋肉の過緊張はとれていきます。
そして、物理療法では超音波治療器があります。
特徴としては以下があげられます。
1急性期でも使用できる
2表面の筋肉と深い筋肉の両方にアプローチできる
3温熱効果と非温熱効果が選択できる
まとめると
筋肉の過緊張がとれ、伸びがよくなり、血流が改善され、結果、痛みが軽減する
というものです。
さらに超音波治療器の後に筋肉をストレッチするとより効果が高くなります。
痛みはがまんしても、メリットは何もありません。
それは強い痛みが交感神経を優位にし、血管を収縮させる。
そうなると痛みの物質はそこに留まってしまいます。
酸素や栄養分も運ばれません。負のスパイラルは時間とともに
慢性腰痛へと移行
します。
結論:早め治療が肝心です!