当院の骨盤矯正は、ドロップベッドを使用しています。理由は高齢者でも安全に使用できるからです。
長い間、日本の整形外科の間では、仙骨と腸骨の間にある仙腸関節は動かないとされてきました。しかし、アメリカ経由のカイロプラクティックの情報では、かなり前から動くとされていました。動くと言っても1、2mmと考えられています。
また、この関節が関連している腰痛があるというのが、だんだん広まってきました。
動いた時には音はしないとされていますが、時々音を聞くことがあります。
まず、脚長差を見ていきますが、3センチ以上差がある人も少なくありません。
脚の長さが不揃いになる要因のひとつが、仙腸関節が僅かにずれることによるものです。
腸骨が後方下方変位することにより変位した側の脚が短くなります。
(一般的には骨盤が歪む、落ちると表現されている)
しかし、このベッドを使い調整をすると簡単に脚の長さが揃います。
可能であればお二人で来られると、相手を見ることができるのでおもしろいかもしれませんね。
「施術前」と「施術後」を見比べることができます。
理屈だけでなく実際に見て納得すると、ご自身が施術を受けた時の納得感や日ごろのからだへの意識に変化がでるかもしれません。
また、脚長差を少なくすることにより腰部への負担も少なくなります。
また、痛みをかばっていると、無意識に痛くない姿勢を取ろうとして、
腰が逃げて「くの字」に曲がって立ってことがあります。
痛いときはやむを得ないのですが、長時間その姿勢が続くと、その姿勢が記憶されてしまいます。
仙腸関節や腰部には固有受容器というものが多くあるのですが、ドロップベッドを使用し刺激を入れ、
正しい状態にリセットさせよい姿勢をからだに再認識させます。