脊柱管狭窄症|間欠性跛行がでている場合の【アメリカ製】ベッドの使用法 

2019年12月19日 13:20
カテゴリ: 腰痛

脊柱管狭窄症専用  コックスベッドの使用方法について


コックスベッドの使用方法について
(脊柱管狭窄症が原因で坐骨神経痛がでている場合)

まず、代表的な腰痛、下肢痛4つについての説明をします。


一般的に、椎間板ヘルニア、椎間板症は前にからだを倒すと痛みが強くなります。
(椎間板にダメージがある時はくしゃみなども注意しないと悪化させる恐れがあります。)


脊柱管狭窄症、椎間関節症は腰を反らすと痛みが強くなります。


椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は、腰部よりもむしろ臀部や脚の神経症状(坐骨神経痛)が強くでることがあります。腰そのものは症状を強く訴えない方もいます。



脊柱管狭窄症は間欠性跛行が特徴と言えます。
(歩くと次第に痛くなり、腰を丸めるようにして、しばらく休んだり、座ったりすると、再び問題なく歩けるようになる症状)




今回は、この症状に絞って、コックスベッドを使う場合についての説明をします。
この特殊なベッドは、腰を丸めながら、腰の関節の動きをよくし、筋肉の緊張を取るのにとても有効です。



整形外科で行われている牽引との違いはいくつかあります。

ひとつは、整形外科では、通常、腰を脚の方向にまっすぐ牽引しますが、
このベッドは腰を丸めるようにしながら牽引を手動で行います。


ここで、間欠性跛行がでたことがある方は、
その時、どういう体勢にすると楽になったかを思い出してみてください。


一旦、座ったり、しゃがんだりして腰を丸めるようにして、しばらく休んだ時ではないでしょうか。


当院のベッドは、この動きを積極的に行うことにより改善を狙ったものです。

腰を丸めながら、筋肉と関節の動きをつけていき、過緊張を取り除き、血流を改善していきます。


そして重要なことが、もうひとつあります。

腰全体をけん引するのではなく、ポイントを絞ることができるのです。


腰椎は5つありますが、最もダメージを受けやすいのは、4番、5番です。
原因となっている患部を押さえながらピンポイントで狙います。



また、神経症状が片足にでている場合は、それに対応することができるようになっています。


例えば、右脚に坐骨神経痛がでている場合、右側の腰(関節)を少し広げるように、
からだを少し「くの字」にしながら、腰を丸めながら伸ばしていきます。


ちなみに、このベッドは腰を回旋させる動きもできます。
つまり、腰椎の3方向、屈曲、側屈、回旋に対応できるわけです。



それ以外には、エクササイズとしては、
反り腰を改善させる腹直筋下部のエクササイズや、ヨガのチャイルドポーズ、脊柱起立筋のストレッチ等を行います。

必要に応じて、電気治療器や超音波器を使用することもあります。



次第に長く歩けるようになり、痛みが減少するか、末端部から中心部へ移動してきたら、
それは改善している目安としてもいいと思います。


ただし、間欠性跛行がでている人は、そもそも歩くこと自体が体によくない場合があります。


カートを使用して腰を丸めて歩く場合や自転車こぎをしても痛みが生じない場合は、
徐々に距離を伸ばしても問題ないと思われます。


しかし背筋を伸ばして歩くことは悪化する可能性が高いので勧められません。
運動はかなり慎重にすすめていく必要があります。

痛みがでているのに、無理をして歩くことは危険であることを理解する必要があります。


歩けば健康になるというのは万人にはあてはまりません。

くれぐれも慎重に進めることが肝心です。

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